保険が適用される治療と、保険が適用されない治療の境界線とは?

国が主導している国民健康保険には、建前としてすべての国民が加入することになっています。

加入すると当然ながら毎月、国民健康保険料を支払い、
健康保険制度を国民全体の保険料と税金からの補助で支えることになります。

国民健康保険料を支払えば、病院で怪我や病気などを治療した場合、
治療費は全体の費用の1割から3割の負担で済むことになります。

ただ、病院で受けられる治療の中には、国民健康保険が適用される治療と適用されない治療があります。

保険治療の境界線とは?

その境界線はどのように決められているのでしょうか?
それは、『その治療が国民の健康を維持するために必要不可欠であるかどうか』という観点で決められています。

分かりやすく言うと、美容のための治療や施術はほとんど、国民健康保険は適用されません。

それは健康を維持するための治療や施術ではないからです。
例えば、しわ取りやシミ取り、脂肪吸引などは、健康を維持するために行う治療ではありませんよね。

その他には、がんの治療に用いられる先端治療にも国民健康保険は適用されていません。

これは国民の健康を守る方法ではないのか、と思うかもしれませんが、先端治療の他にも治療に選択肢が多く存在し、その有効性もある程度実証されているため、わざわざ費用がかかる先端治療を行う場合は、自費治療ということになっているようです。

しかし、虫歯の治療には国民健康保険が適用されます。

それは、虫歯を治療せず放置することによって、生じる様々な病気から国民を守るためです。

虫歯によって歯を失うと普通の食事が摂れなくなるだけでなく、時には虫歯の最近が歯の神経に侵入し、顔の骨を浸食することもあるためです。

中には、国民健康保険が適用されてもいいのではないか、と思う治療内容もありますが、それについては、今後の進展を見守るしかなさそうです。

ホワイトニング治療の場合はどうなるのか

この考え方を基本とすると、歯のホワイトニング治療には、保険は適用されないということになります。

それは見た目の美しさの治療としかみなされていないためです。

歯に着色汚れがついていても虫歯が1本もない人もいますし、その人が歯の着色汚れについて治療の必要性を感じていなければ歯のホワイトニングには行きませんよね。

そして歯のホワイトニングに行かなくても健康を害するということはありません。

歯のホワイトニング治療をするにあたって注意すべき点は、自費治療であるがゆえに、治療や施術を受けられる病院やクリニック、美容サロンごとに必要になる料金が異なるということです。

これは、スーパーマーケットなどでの買い物に似ています。
同じ商品を買うにしても、店舗によって微妙に値段が異なりますよね。

それは仕入れ方法や流通経路が異なるために必要になる経費が違ってくるからです。

自費治療についての考え方も同様に、それぞれの病院、クリニック、美容サロンごとに微妙に施術内容や治療内容が異なり、治療や施術に用いる器具や薬剤も違うため、費用も様々になるというわけですね。

治療を受ける場所を決めるまでに、しっかりと情報収集することが重要なポイントになってきます。

ただ、歯のホワイトニングについては、ホワイトニングの薬剤を歯に塗布することによって、歯の表面のエナメル質が強化され、虫歯になりにくくなるという予防治療的な側面もあります。

自費治療で受けられる治療や施術の中にあっては、比較的取り組みやすい金額の治療・施術であるため、新入学や就職活動をする前、入社前などの生活環境が変わることをきっかけに、やってみても結果的に損をしないのではないでしょうか。