知っているようで知らない?ホワイトニングとは?

ホワイトニングという言葉を聞くと、誰でも歯を白くすることだとすぐにわかると思います。
ただ、その詳しい治療の方法まで知っている人は、実際に治療を受けたひとだけではないでしょうか。
ホワイトニングというのは読んで名のごとく、歯を白くすることですが染めるわけではありません。
一部には白く染める方法もあることはありますが、非常に稀な事例に限られています。
ホワイトニングといった場合は、保険が適用されない歯科治療において歯をそもそもの白さに『戻す』ことを助ける治療のことを言います。
ここで最も大切なのは、『歯のそもそもの白さ』という点です。
ホワイトニング治療の前に歯について
では、ホワイトニング治療のことを知る前に、歯について見ていきましょう。
歯は生後数か月から乳歯が生えてきて以来、8歳ごろまでには一般的にすべて永久歯に生え変わります。
永久歯に生え変わってからは、死ぬまでその歯と付き合って行くことになります。
それだけ大切にしなければならないんですね。
しかし人は一日に何度も飲食を繰り返します。
そのたびに歯の一番表面にあるエナメル質を溶かす酸性物質が出てきます。
これを歯磨きによって除去して綺麗にすることでエナメル質が守られ、ひいては歯の健康が維持されるわけですね。
歯の表面にあるエナメル質は白い色をしているわけではなく、やや透明がかった膜状になっています。
また、エナメル質のすぐ下にある象牙質はやや黄色がかった色になっています。
このため、健康な歯はエナメル質を通して象牙質の色がやや透けている『黄色みがかった乳白色』の色をしているのです。
ホワイトニング治療を受ける前に、健康な状態の歯の色を知っておかなければ、治療を受けた後に『こんなはずじゃなかった!』ということになりかねません。
広告やテレビコマーシャルで見る歯はとても美しく輝く白がフィーチャーされているので、実際の治療を受けても同様の人工的な白い歯が手に入ると思うかもしれませんが、ホワイトニング治療に限っては、そうではないんですね。
では、ホワイトニング治療の目的と健康な歯の本来の色味が理解できたところで、実際のホワイトニング治療はどのようにして進められるのかを見ていきます。
ホワイトニング治療の進め方
まずは、歯の表面をクリーニングします。
ホワイトニング治療では、薬剤を歯に塗布するわけですが、歯の表面が汚れていたり異物がついているとその部分には薬剤が浸透しないため、効果がまばらになってしまいます。
歯垢などの汚れ、歯石などの異物を取り除き、ホワイトニング専用の薬剤を歯に直接塗布していきます。
これは歯の表面の凹凸になったエナメル質を一旦破壊し、再構築させる役割を担っています。
結果的にエナメル質を健康な状態に戻すことになります。
ホワイトニング剤の効果が歯に浸透すると、歯本来の色である『やや黄色みがかった乳白色』に戻ります。
これがホワイトニング治療というわけですね。
ホワイトニング治療には、歯科に行って専門医から治療を受ける『オフィスホワイトニング』と一度歯科医院にいてホワイトニング治療に関する説明を受け、実際の施術は自分で行う『ホームホワイトニング』の2種類があります。
ただ、どちらにもメリットとデメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットとは?
オフィスホワイトニングのメリットは、専門医による施術を受けられることから、ホームホワイトニングでは使用できない効果の高い薬剤を使用することが出来たり、レーザー治療を受けることもできます。
結果として効果の高いホワイトニング治療を受けることができます。
一方、ホームホワイトニングは、一度歯科医院に行って自分の歯型を取ってもらう必要があったり、治療に入るまでに少々時間と手間がかかりますが、治療を自分のペースで自分のタイミングで、しかも自宅で行うことができます。
薬剤はオフィスホワイトニングに比べて、効果の弱い薬剤が処方されますが、薬剤の濃度を自分の体質や好みに合わせて選ぶことができます。
これを機会にホワイトニング治療に興味を持たれたら、ホワイトニング治療を行っている歯科医院に行って、カウンセリングを受けてみることをおすすめします。
